「メダリスト」作者つるまいかだと春瀬なつみの奇跡の絆！ファンレターから始まった夢の共演と感動秘話

フィギュアスケート漫画『メダリスト』の作者・つるまいかだと、主人公・結束いのり役の声優・春瀬なつみの間には、まるで運命のような深い縁があります。

つるまいかだは会社員時代から春瀬なつみの大ファンで、何度もファンレターを送っていました。その手紙には「いつか漫画家になり、春瀬さんに主人公の声を演じてもらうのが夢」と書かれていたのです。

そしてその夢は現実に。春瀬なつみはオーディションを経て、ついに『メダリスト』の主人公・結束いのり役を務めることになりました。本記事では、二人の奇跡のようなストーリーや講談社漫画賞授賞式での感動のエピソードを詳しくご紹介します。

つるまいかだが春瀬なつみに送ったファンレターの内容

フィギュアスケート漫画『メダリスト』の作者・つるまいかだは、漫画家になる前から春瀬なつみの熱烈なファンでした。

彼女の声や演技に魅了され、会社員時代から何度もファンレターを送っていたのです。

そして、その手紙には、単なる応援の言葉だけではなく、自身の未来の夢についても書かれていました。

会社員時代からの熱烈なファンレター

つるまいかだは、漫画家になる前は一般の会社員として働いていました。

しかし、その生活の中でも春瀬なつみの演技に心を奪われ、彼女が出演する作品を欠かさずチェックしていたそうです。

そして、感じた想いを手紙にして何度も送っていました。

そのファンレターには、「春瀬さんの声に励まされています」「いつか私も夢を叶えたい」といった熱いメッセージが込められていました。

このころからすでに、つるまいかだの夢への強い決意が感じられます。

「漫画家になり、春瀬さんに演じてもらいたい」という夢

つるまいかだのファンレターの中には、特に印象的な一文がありました。

それは、「会社を辞めて漫画家になります。そして、いつかアニメ化したら春瀬さんに主人公を演じてもらいたい」という宣言です。

これは、ただの憧れではなく、彼女が本気で夢を実現させる覚悟を持っていた証拠でした。

その後、つるまいかだは実際に会社を辞め、漫画家としての道を歩み始めます。

そして数年後、『メダリスト』という作品が誕生し、その主人公・結束いのり役として春瀬なつみが選ばれることになるのです。

夢を追い続けた二人が出会い、つながる奇跡の物語は、ここから始まりました。

春瀬なつみが『メダリスト』に感じた特別な想い

つるまいかだからのファンレターを受け取っていた春瀬なつみも、『メダリスト』という作品に特別な思い入れを抱いていました。

彼女は原作の連載が始まると、いてもたってもいられず書店へ駆け込み、すぐに単行本を購入。

帰宅後、玄関先でそのまま一気に読み切り、感動のあまり涙を流したといいます。

書店で即購入！玄関先で一気読みした衝撃

春瀬なつみは、『メダリスト』の連載が始まるとすぐにその情報をキャッチしました。

「これは読まなきゃ！」と発売日に書店へ直行し、単行本を手に取ったとき、すでに胸が高鳴っていたといいます。

購入した瞬間、「すぐにでも読みたい！」という気持ちを抑えつつ帰宅。

しかし、家に着くなり玄関の扉を閉めるや否や、立ったままページをめくり始めました。

物語の展開、キャラクターの心情、そしていのりのひたむきな姿に強く引き込まれ、気づけばその場で最後まで読み切っていたのです。

読み終えた瞬間、彼女の目からは涙がこぼれ落ちました。

「どうしてもいのりを演じたい」と思った理由

『メダリスト』を読み終えた春瀬なつみは、ただ感動するだけでなく、ある強い決意を固めました。

「この作品のいのりを演じられたら、どんなに幸せだろう」と。

彼女は、主人公・結束いのりの夢に向かう姿勢や、ひたむきな努力に強く共感しました。

また、つるまいかだの描く世界観とキャラクターの魅力が、彼女の心を深く打ったのです。

特に、いのりがフィギュアスケートに全力を注ぐ姿勢が、自身の声優としての道と重なり、「この役を自分が演じるべきだ」と強く感じたのです。

そして、アニメ化の発表とともに、彼女は迷うことなくオーディションに挑むことを決めました。

オーディションと奇跡のキャスティング

アニメ『メダリスト』の制作が決まり、ついに主人公・結束いのり役のオーディションが始まりました。

春瀬なつみにとって、このオーディションは単なる仕事の一つではなく、絶対に勝ち取りたい役でした。

そして彼女は、持てるすべてを注ぎ込み、見事にその座を勝ち取ることになります。

いのり役のオーディションへの挑戦

春瀬なつみは、『メダリスト』のアニメ化が決まるとすぐにオーディション情報をチェックしました。

結束いのりというキャラクターに深く共感していた彼女は、「この役は絶対に私が演じるべき」という強い意志を持ってオーディションに臨みました。

オーディションでは、いのりの純粋な情熱や努力する姿勢をどう表現できるかが重要でした。

春瀬なつみは、原作の一場面を使ったセリフの読み上げだけでなく、演技の細かいニュアンスやキャラクターの成長を意識しながら挑みました。

特に、いのりが初めてフィギュアスケートに本気で向き合うシーンでは、彼女自身も気持ちを込めて演じたといいます。

夢が現実に！春瀬なつみがつかんだ役

オーディションの結果が発表される日、春瀬なつみは緊張しながらその知らせを待っていました。

そして届いたのは、「結束いのり役に決定」という夢のような知らせでした。

この瞬間、彼女はつるまいかだの夢と、自身の願いがひとつになったことを実感しました。

「つるまい先生が願っていたことが、今、現実になったんだ…」

彼女は喜びとともに、プレッシャーも感じました。

それは、「この役を全力で演じなければならない」という責任感でした。

こうして、つるまいかだの夢、そして春瀬なつみの想いが重なり、奇跡のキャスティングが実現したのです。

講談社漫画賞授賞式での感動の再会

2024年7月31日、第48回講談社漫画賞の贈呈式が開催され、『メダリスト』が総合部門で受賞しました。

この晴れ舞台には、原作者のつるまいかだと、アニメ版の主人公・結束いのり役を演じる春瀬なつみも出席していました。

この授賞式で、二人の夢が結実したことを象徴するような、涙と感動のエピソードが生まれました。

つるまいかだの手紙に涙する春瀬なつみ

贈呈式の場で、つるまいかだは春瀬なつみに特別な手紙を手渡しました。

そこには、彼女が漫画家になる前から描いていた夢と、春瀬なつみへの感謝が綴られていました。

「春瀬さんにいのりを演じてもらうことが、ずっと夢でした」

その言葉を読んだ瞬間、春瀬なつみの目には涙が溢れました。

彼女はマイクを持ちながら感極まり、「私もずっと、いのりを演じたかった」と震える声で語ります。

会場は静まり返り、その感動的なやりとりを見守っていました。

「スキップとローファーの横に並べたい」と語った夢

つるまいかだは、講談社漫画賞の受賞スピーチで、自身のもう一つの夢を語りました。

それは、編集部に通うたびに目にしていた『ブルーピリオド』や『スキップとローファー』のパネルと並ぶことでした。

「いつか自分の作品もここに並べてもらえたら…」

そう願い続けていた彼女にとって、今回の受賞は夢が叶った瞬間でした。

スピーチの最後には、「『スキップとローファー』の横に『メダリスト』を飾ってほしい」と編集部へリクエストし、会場は笑いと拍手に包まれました。

夢を追い続けたことで、つるまいかだも春瀬なつみも、それぞれの人生においてかけがえのない瞬間を迎えることができたのです。

まとめ：夢を追い続けた二人が紡いだ奇跡の物語

『メダリスト』は、単なるフィギュアスケート漫画ではなく、つるまいかだと春瀬なつみの夢が交差した作品です。

つるまいかだは漫画家になる前から春瀬なつみのファンであり、「いつか自分の作品の主人公を演じてもらいたい」と願い続けていました。

そして春瀬なつみもまた、『メダリスト』という作品に出会い、「いのりを演じたい」という強い想いを抱くことになります。

つるまいかだと春瀬なつみの夢が重なった瞬間

漫画家と声優、それぞれの道を歩んでいた二人の夢が交差した瞬間が、『メダリスト』のアニメ化でした。

つるまいかだがかつて送ったファンレターに書かれていた「春瀬さんに主人公を演じてもらう」という願い。

そして春瀬なつみが『メダリスト』を読んだときに抱いた「いのりを演じたい」という強い想い。

これらがオーディションを経て結実し、まさに奇跡のキャスティングが生まれました。

「メダリスト」は夢と情熱の結晶

『メダリスト』というタイトルには、「メダルを目指すフィギュアスケーターの物語」という意味だけでなく、夢を掴むために努力するすべての人の物語というメッセージも込められています。

つるまいかだと春瀬なつみが繋いだ奇跡の縁が、この作品をさらに輝かせているのです。

アニメ放送が始まれば、『メダリスト』はさらに多くの人々の心を動かし、フィギュアスケートの魅力だけでなく、夢を追い続けることの素晴らしさを伝える作品になるでしょう。

これからの展開にも注目しながら、二人の夢がどのように広がっていくのかを見守りましょう。